かぼちゃは放任でも育つ植物ですが、安心して放置しすぎると手遅れになってしまう病気にかかることもあります。
今回は病気に強いかぼちゃを育てるためにコンパニオンプランツを3種類ご紹介します。
目次
エンバク
かぼちゃとエンバクの相性が良い理由
うどんこ病対策
エンバクは乾燥に強く水分を吸収する力があります。
そのため明け方になると葉から余分な水分を放出します。
この水分がかぼちゃの葉につくことで、うどんこ病の原因菌を浸透圧の関係で破裂させることができるんです。
害虫対策
エンバクはかぼちゃに付くウリハムシを忌避する効果があります。
風対策
かぼちゃはつるの節から不定根を出すことで養分の吸収効率をあげることができます。
しかし風でかぼちゃのつるが安定しないと、なかなか不定根を根付かせることができません。
エンバクと一緒に育てるとかぼちゃが風で煽られないため、節からたくさんの根を張ることができ育つ勢いが増すんです!
かぼちゃとエンバクを育てるポイント
かぼちゃを後に植える
まず畑にエンバクの種をバラマキます。
1週間ほどでエンバクの芽が出るので、そうしたらかぼちゃの苗を植え付けて下さい。
するとかぼちゃの巻きひげがエンバクに絡みついて風に煽られること無く成長できます。
とうもろこし
かぼちゃととうもろこしの相性が良い理由
スペースを有効活用できる
かぼちゃは広範囲につるを伸ばす作物なので、広いスペースが必要です。
かぼちゃだけにスペースを取られるのがもったいないと思う方はとうもろこしと育ててみて下さい。
とうもろこしは根が深く茎は高く育ちますが、かぼちゃは低く、根は浅いので相性は良好です。
風対策
エンバクと同じでかぼちゃのつるがとうもろこしに絡まって風で煽られなくなります。
かぼちゃととうもろこしを育てるポイント
つるが絡んだら解く
かぼちゃのつるがとうもろこしに絡んで上に伸びてしまうことがありますが、その時はほどいてあげなければいけません。
ネギ
かぼちゃとネギの相性が良い理由
病気予防になる
ネギはウリ科の病気であるつる割れ病の病原菌を忌避する効果があります。
つる割れ病の原因菌は根から侵入するので、ネギをかぼちゃの近くに植えると効果が高いです。
かぼちゃとネギを育てるポイント
かぼちゃとネギの根は絡ませる
ネギは30㎝ほどの長さになったものを選んで下さい。
かぼちゃの苗と同時に根が絡み合うくらい近づけて植えると病気対策の効果が高まります。
まとめ
かぼちゃのコンパニオンプランツはこの3種類
エンバク
とうもろこし
ネギ
かぼちゃは連作障害が少なく乾燥した荒れた畑でも育ちます。
上記のコンパニオンプランツと混植することでさらに手をかけずに育ちますので、チャレンジしてみて下さい。