苗選びから剪定まで分かりやすく解説!ナスの育て方まとめ

なす

ひとくちにナスと言っても水なすから米ナスまで様々な種類があります。

白色や緑色のスーパーではなかなかお目にかかれない品種もあるので、家庭菜園で育ててみると良いですよ!

栽培は簡単なので家庭菜園でもナスは人気!

漬物でも揚げ物でも食べられますし、うまく育てれば秋まで栽培することだってできちゃうんです!

今回はそんなナスの育て方を初心者でも分かりやすくご紹介します。

ナスの特徴

ナスは10℃以下の低温では育ちません。早く植えすぎると失敗します。

また、連作障害がでるので、トマトやじゃがいもなどナス科の植物を育てた土では青枯病などの病気にかかりやすくなります。

しかし、高温と湿気に強いので、多湿の日本で育てやすい作物です。

夏はしっかり太陽に当て、水を切らさなければ元気に育ってくれますよ!

ナスの基本情報

科名    ナス科

現産地   インド

種まき期  3月下旬~5

植えつけ期 4月下旬~5月中旬

開花期   5月~10月上旬

収穫期   5月下旬~10月中旬

ナスの土作り

水遣り

畑の場所

ナスを植えるところは日当たりと水はけの良いところを選びましょう。

また、ナスはナス科の植物を育てた後地でも連作障害を起こすので、4〜5年はトマトやじゃがいもを育てていない場所で栽培してください。

耕し方

植え付け2週間前

ナスは深根の植物なので、土は深さ30〜40㎝まで耕します。

植え付けの2週間前までには掘り返して、石灰を撒いてください。

適正酸度はpH6.0〜6.5です。

植え付け1週間前

植え付け1週間前には堆肥を施します。

1平方メートルあたり4kgほどの堆肥をすき込み再度耕してください。

植え付け3日前

植え付け3日前になったら畝を作ります。

まずは、ナスの畝にするところを30㎝ほどの溝を作って元肥を仕込みます。

ナス 元肥

ナスは深根性なので、地中にピンポイントで肥料を置いてあげたほうが生育が良くなるんです!

また、トマトやキュウリのようにつるボケしないので、はじめからしっかり肥料を与えましょう!

化成肥料メインにしてリンの多い、油かすや米ぬか、ぼかしなどの有機肥料を入れて下さい。

ナスの畝

ナスの畝は幅60〜70㎝(1列)、高さ10㎝にしてください。

水はけが悪ければ畝を高くするなどの工夫が必要です!

まだ地温が低い早い時期から育てる場合はマルチをかけましょう。

コンテナで育てる場合

ナスは乾燥に弱いので保水性を重視して土を作ります。

野菜の培養土を使うのが簡単ですが、自分で配合する場合は、赤玉6、腐葉土3、バーミキュライト1にします。

保水性を高めるためにも深めの鉢を選んで下さい。

コンテナで育てる場合は元肥は土に混ぜ込んでOKです。

ナスの種まき

ナスを種から育てるのは難しいので苗から始めたほうが良いでしょう。

ナスは発芽できる温度が20℃前後になります。

また、定植できる大きさになるのに、2ヶ月以上かかるので、2月頃から温室で苗を育てなければいけません。

家庭菜園ではなかなか難しいので参考程度に書きます。

苗床に深さ1㎝程度で種を筋蒔きします。

発芽温度は20〜30℃、夜間でも地温が20℃前後になるように保温します。

4,5日で発芽し、本葉が1枚くらいになったら12㎝ポッドに移植。

60日〜80日保温しながら、生育させると本葉が7,8枚になるので定植できます。

ナスの良い苗の選び方

本葉が7,8枚

一番花が咲きかけ

茎が太い

葉の色が濃い

接木苗

双葉がある

ナスは上記の条件に当てはまっている物を買いましょう。

若苗、老化苗を選ばないためには、お店で一番品揃えが多い時に買って下さい。

接ぎ木苗を買うと連作障害にも強いです!

ナスの植え付け

植え付け時期

ナスは地温が上る前に植え付けると生育が悪くなるので、早くても4月下旬までは待ちましょう。

逆に秋でもナスは栽培可能なので、植え付けが6月半ばくらいまで遅くなっても問題ありません。

5月中旬頃の気候なら根付きが良いです!

ナスは苗を買ってきたらすぐには植えず、2〜3日はポッドに入っている状態で畑のある環境に慣らしましょう。

植え付け方

植え付け直前にポッドごと水に浸します。

植え穴は50㎝ほどの間隔を開けて掘り、十分水を入れて下さい。

あまり深植えはしないで、株元が周りよりも高くなるように定植しましょう。

トマトの植え付け

植えたばかりの苗が風などで煽られて、折れたり倒れたりしないように、仮支柱を立てておくと良いでしょう!

根が傷まないように支柱を差し、茎と支柱を麻ひもなどで8の字に固定します。

最後に乾燥予防のため、敷きワラ等で株元を覆ってあげて下さい。

ナスの支柱

ナスは揺れると実のつきが悪くなるので、支柱で支えてあげなければいけません。

また、実がつくと重くなるので、台風などの強い風で茎が折れてないよう、丈夫な支柱を添えてあげましょう。

支柱立て

支柱

株数が少なければ、1株づつ支柱を添えます。

支柱は3〜4本を枝にそうように立ててあげます。

枝と支柱は麻ひもで固定しましょう。

支柱と擦れて傷がつかないように、紐は8の字に巻いてあげます。

吊り

育てる株数が多い時は、畝の四隅に棒を立ててワイヤーを強めに張ります。

そのワイヤーから紐でナスの枝を吊り上げます。

支柱

株が少ない時は中心に支柱を立てて、そこから枝を吊り上げても良いでしょう。

吊り

ナスの追肥

追肥の時期

ナスは植え付け3週間後に追肥はじめます。

元肥を多めに入れているので、3週間空いていても大丈夫です!

2回目以降の追肥は2週間おきに与えて下さい。

追肥の仕方

追肥は化成肥料か、ぼかしや鶏糞などリンの多いものを1株に15g(半つかみ)ほどをばら撒いて下さい。

ナスの根の広がりは枝の広がりと同じような範囲なので、枝の下あたりに撒けばOkです。

追肥

追肥の目安

ナスは花を見れば肥料が足りているかどうかを判断することができます。

雌しべが雄しべの間に埋まっていたら肥料不足

すぐに追肥してあげて下さい。

雄しべから雌しべが突き出ていたら肥料は足りています

ナスの水やり

ナスは水切れに注意です!

乾燥すると実が肥大しません

また、土が乾燥していると肥料の吸収効率も弱まります。

土の表面が乾いたら、たっぷりと水をあげましょう。

例え雨が降っていても弱い雨では十分に水が行き届いてない場合があるので、土の中まで水が浸透してないようなら、人工的に灌水して下さい。

真夏は昼間に水を上げるとお湯になってしまうので、朝か夕方に水を上げるのが基本です!

水を大量にあげるので、自然と土が流れてしまいがちです。

根がむき出しになっているようなら軽く土寄せをして下さい。

また、晴天が続くようなら、葉の裏に霧吹きなどで水をかけると株が元気になります。

ハダニ予防にもなるので、たまには葉水もやってみて下さい!

梅雨明けは株元の乾燥を防ぐために、マルチを掛けていない場合は敷きワラを畝の肩まで敷きましょう。

5㎝ほど厚めに敷いた方が乾燥対策に有効です。

ナスの整枝

わき芽

ナスの苗が活着し、一番最初の花が咲いたらわき芽かきです。

花の直下2つを残し、それより下のわき芽は全部摘んでしまいましょう!

ナス わき芽かき

残した2つの芽は側枝として育てます。

この側枝2本、主枝1本の3本立てで育てるのが一般的な栽培方法です。

この側枝より下からわき芽が出たら、その都度摘み取って下さい。

逆にこの側枝より上にできるわき芽は取ってはいけません。

このわき芽に実がなります。

摘心

主枝と側枝は100㎝くらいの高さになったら摘心して、わき芽を伸ばさせます。

摘葉

梅雨が開けたらナスの葉が勢いを増してくるので、株の通気性と日当たりを確保するために、下から40〜50㎝の所にある葉を摘みます。

その他にも、古い葉や虫食い、病気の葉も取ってしまいましょう。

雑草対策

ナスは最初はゆっくり成長します。

周りの雑草の勢いのほうが強いこともあるので、若木の頃は雑草をこまめに刈ると良いでしょう。

大きくなってくれば樹勢の勢いが強くなるので、多少は大丈夫です。

ナスは乾燥が苦手なので、草を刈りすぎて土を乾燥させないように注意して下さい。

ナスの収穫

初期の実の収穫

最初の実や2〜3番目の実は親指程度の大きさになったら収穫しましょう。

初期の実はそこまで美味しくないですし、大きくしすぎるとその後の実付きが悪くなります。

収穫時期

ナスは花が咲いて15〜20日で収穫することができます。

取り遅れると皮が厚くなり、味も落ちてしまいます。

さらに株を疲れさせてしまうことにも繋がり、全体の収穫量も少なくなってしまうんです!

逆に早めに取ると、株も疲れず美味しいので、少し小さめだと思ってもどんどん収穫したほうが良いですよ!

ナスは夜間に実が肥大するので朝取りが一番みずみずしく栄養価も高めです!

収穫方法

ナスの収穫量を増やすなら、収穫と同時に剪定をします。

実を取ったら、実がなっていた枝を根本の葉1、2枚とわき芽を残して切って下さい。

ナス 収穫

わき芽がない場合は葉だけを残してください。

新しいわき芽が出ます。

残したわき芽から新たな枝が出て花がつきます!

花がついたら花の先の葉を1,2枚残して摘心し、実を肥大させましょう。

ナスの更新剪定(切り戻し)

秋ナスを採るためには更新剪定(切り戻し)をします。

ナスは7月下旬に収穫のピークを迎え、何もしなければ8月の下旬には枯れてしまいます。

しかし更新剪定を行うことで10月までナスを採る事ができるんです!

更新剪定の方法

ナスの剪定更新

7月下旬ごろ主枝と側枝を短く切ってしまいます。

収穫ピークなのでもったいないような気もしますが、更新剪定の時期が遅れると、実がつく頃の温度が低すぎて十分に収穫することができなくなります。

遅くても8月上旬までに切り戻しましょう。

一本につき葉を1,2枚残す程度に剪定して下さい。

枝と根はバランスを保つようになっているので、そのままでは根が腐って、株全体がダメになります。

そのため、株元にスコップを入れて根も切ってしまいましょう。

最後に肥料を30gほど施しておけば、一ヶ月後にまた、花が咲きはじめます!

種採り

種採り用にに元気な株を残しておきましょう。

ナスは完熟させないと使える種が採れないのですが、収穫後期の株は弱っているので、最盛期に1株だけを種採り用にします。

収穫せずに放っておくとナスが茶色く固くなってくるので、そしたら収穫して下さい。

収穫したら柔らかくなるまで常温で保存します。

柔らかくなったら実を割って種を取り出します。

水に入れて沈んだものだけをすくって、乾燥させれば保存することができます。

ナスの病気

連作障害

ナスは湿気に強いので、よほど通気性の悪い環境で無ければカビなどの病気にはなりにくいです。

しかし連作に弱く地中の環境が悪いと青枯れ病半身萎凋病になってしまいます。

青枯病は収穫直前に突然枯れてしまう病気で薬で直すことはできません。

発症したら感染する前に畑外に持ち出して処分して下さい。

接木苗を使うと連作には強くなります。

その他の連作障害対策は別記事で紹介しています。

連作障害にも打ち勝つ!家庭菜園で丈夫なナスを栽培する裏技4選

その他の病気

ナスは比較的、梅雨の時期に病気になる事が多く、葉にカビが生えてしまいます。

灰色かび病

褐色腐敗病

すすかび病

上記のような病気にかかりやすいです。

悪化させないためには風通しを良くし、こまめにチェックすることです。

病気の葉を見つけたらすぐに取って下さい。

ナスの害虫

ナスは害虫が付きやすく、薬品を使わないと栽培は難しいかも知れません。

下記のような害虫がつきます。

アブラムシ
ダニ類
ミナミキイロアザミウマ
テントウムシダマシ
ヨトウガ
ハスモンヨトウ
ナメクジ

アブラムシなどはウィルスを媒介するので特に厄介です!

手に負えなくなったら、早めに更新剪定をしてしまいましょう。

ナスの害虫や病気対策にはコンパニオンプランツもおすすめです

ナスと相性の良いコンパニオンプランツ3選

まとめ

ナスは収穫期間が長く秋まで実がなるお得な野菜です。

しかし、肥料切れを起こしますので追肥は必須。

また、夏の一番暑い時期は苗を休ませるために更新剪定をするのも1つの手です。

 

 

 

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