初心者でも分かりやすい!じゃがいも栽培のポイントまとめ

じゃがいも

じゃがいもは家庭菜園でも栽培しやすく、実がつく量も多めなので収穫が楽しい野菜です。

種芋の5〜10倍も収穫出来ると言われています。

またじゃがいもの品種は2000種もあり、日本で市販されているものだけでも数十種類以上!!

それぞれ味や煮崩れのしやすさなどが違うので、ぜひ色んな種類を育ててみて下さい。

じゃがいもの特徴

じゃがいもは手間がかからず、病害虫にも強い作物です。

イモ類の中でも栽培期間が短く3ヶ月ほどで収穫可能。初心者でも取り組みやすいえます。

また、じゃがいもは春と秋に栽培可能なので、家庭菜園でもオススメですよ!

じゃがいもの土作り

土

じゃがいもの土作りは植え付けの2週間前には終わらせて畑をなじませておきます。

深さ30㎝ほどまで耕して、1平方メートルあたり完熟堆肥2kgを混ぜ込みます。

じゃがいもは植え付け時に元肥を仕込むので、土作りの時点では堆肥以外の肥料は入れません。

酸度を調整する

じゃがいもは酸性寄りの土壌を好むので、酸度計でpH5,5〜6,0くらいになるように調整します。

酸度がpH5以下と酸性になりすぎていたら苦土石灰を蒔いてアルカリ性に調整して下さい。

石灰を撒きすぎて、pH7以上と中性にしてしまうと「そうか病」のリスクが高まってしまうので注意してください。

もし万が一畑の酸度がアルカリ性ならピートモスという用土を混ぜることで酸性にすることができます。

しかしほとんどの畑は、雨によって自然と酸性になっているので、滅多にピートモスを混ぜることはありません。

畝の作り方

じゃがいもの畝

じゃがいもの畝は幅70㎝高さ10㎝ほどにします。

畝幅が狭いとイモが地表にはみ出して緑化したり、イモの肥大が止まってしまったりします。

ちなみにイモが緑化すると有毒分質のソラニンが生成されて食用にできなくなっていまうんです!

また、じゃがいもは後で土寄せをするので、最初に畝を高くしすぎると管理が大変になってしまいます。

プランターで育てる場合の注意点

じゃがいものプランターは30㎝ほどの深さがあるものを選びましょう。

必要な幅は1株につき30〜40㎝です。

野菜用の土を使うのが一番簡単なのでオススメ。

じゃがいもをプランターで育てる時土寄せの代わりに、後から「土まし」を行います。

そのため、最初からプランターに土を入れすぎないようにしてください。

プランターの半分くらいの土量で大丈夫です。

種芋の準備

種芋

ジャガイモは種芋から育てます。

スーパーで売っているような食用の物はウィルスに感染しているおそれがあるので使用しないでください。

園芸店で販売されている種芋は農林水産省の検査機関で検査されウィルスに感染していないことが証明(指定種苗検査合格品)されています。

もしウィルスが畑に伝染してしまうと数年間畑が使えなくなるので絶対に種イモとして販売されているものを使用しましょう。

種芋の選び方

種芋は植え付け1ヶ月前くらいになったら購入しましょう。

初心者の場合は小さい種イモを選ぶのがオススメです。

小さい種芋は切らずにそのまま植えることが出来るので、腐敗するリスクが減ります。

じゃがいもの芽出し

じゃがいも

浴光育芽や浴光崔芽とも呼ばれますが、じゃがいもの芽出しと同じ意味です。

じゃがいもは植え付け前に発芽させることで、畑に植え付けてから順調に生長します。

また、株による生育スピードを揃えることができます。

芽出しをしなくても育てることは可能ですが、芽を出させておくと黒あざ病というカビが原因の病気の発症リスクが低くなります。

芽出しは大した手間は掛からないので、ぜひやっときましょう!

芽出しの方法

芽出しは植え付けの2〜3週間前から始めましょう。

気温が6〜20℃くらいの時に日向に並べておきます。

温度が高すぎると干からびて、低すぎると芽が出ません。

また、しっかり日に当てないと、白っぽいヒョロヒョロの芽になってしまいます。

それだと発芽させても弱いので、種芋はネットから出して均一に広げ、満遍なく光が当たるようにしておきましょう。

種芋の表面が緑っぽくなり、緑、赤、黒紫などの芽が3〜5㎝出ればOKです!

じゃがいもの植え付け方

種イモを切る

大きい種イモは切って植えてもOKです。

もちろんそのまま植えた方が腐敗などのリスクは減りますが、切ったほうが少ない種イモでたくさん収穫することができます

また秋栽培は地温が高く腐りやすいので切ってはいけません

切り方

種芋

切る目安は下記の通り。

60g以下なら切らない

60~120gなら半分

120以上なら4つ切り

種イモは縦方向に切ってください。

実はじゃがいもには上下があって、上(頂部)の方が芽が多くて発芽もしやすいんです!

じゃがいも

そのため上下で半分にしてしまうと、下部の発芽率が悪くなってしまいます。

左右に切り分けると両方に頂部が残るので、発芽確率は同等になります。

断面処理

じゃがいもの断面をそのままにして土に植えると腐ってしまいますので処理が必要です。

下記のいずれかの処理をしてください。

1,草木灰かケイ酸塩白土をつける

切口に草木灰やケイ酸塩白土をつけると切口の消毒、静菌ができます。

2,2,3日乾燥させる

時間があれば切口を日に当てて乾かしてください。

自然と膜ができて切口がコルク化してきます。

じゃがいもの植え付け方

植え付け時期

じゃがいもの植え付けは地温が10℃以上で乾燥している時に行いましょう。

温度が低いと発芽が遅れ濡れているとイモが腐ってしまいます

植え付け時期は春は2月から3月。

じゃがいもは湿気が苦手なので、梅雨前に収穫したいところです。

そのためには霜の心配が無くなってすぐに植え付けなければいけません。

秋は8月から9月が適しています。

梅雨の心配は無いですが、早めに植えると高温のため腐敗しやすいので注意です。

種芋の植え方

じゃがいも 植え方

株間は30㎝です。

狭すぎるとイモが小粒になってしまたり、根が絡んで収穫しにくくなったりします。

逆に広いと大きいイモがなりやすいのですが、イモの中が空洞の物が現れることもあります。

そのため30㎝にするのが妥当でしょう。

深さは種イモの上に5㎝程度覆土出来るように植えます。

皮の部分から芽がでるので、断面を下に向け置いた方が発芽が早くなります。

あまり深すぎると芽が出るのが遅くなります。

植え付け後も種イモの腐敗防止のため、芽が出るまでは水やり不要です。

元肥の入れ方

じゃがいもは植え付けと同時期に元肥を入れます。

株間に化成肥料か油かす、米ぬかなどを30g(一握り)程度施してあげましょう。

元肥も種イモと同じように5㎝程度覆土してください。

元肥は種イモに触れないように気をつけましょう。

肥料やけで株が弱ってしまいます。

マルチ

春は地温の確保のために種イモ植え付け後にマルチを敷いても良いでしょう。

マルチを敷くと霜よけ効果、乾燥防止などに役立ちます

秋植えは温度が上がりすぎてしまうため、マルチはしません。

むしろ、地温をあげないように敷き藁などでカバーをします。

マルチのかけ方

マルチは穴の空いていないものを植え付け後に張ります。

芽が出てマルチを盛り上げたら、破いて外に出してあげましょう。

マルチを張る場合は、水やりができないので地面が雨などで濡れた後に植え付けるのが良いです。

マルチのメリット

マルチをかけるといもが地上に絶対にはみ出さないので、土寄せをしなくても良くなります。

また雑草が生えず、イモもマルチの表面に近い所に出来るので、収穫する時に深く掘り返す必要がなくなります。

マルチをかける時の注意点

黒マルチをかけると地温が上がりすぎてしまうことがあります。

30℃以上でイモができなくなってしまうので、温暖な地域では透明のマルチを使っても良いでしょう。

6月になると高温になりすぎて地中でイモが腐るかも知れないので、様子をみながら育てなければいけません。

強いじゃがいもにする裏技「逆さ植え」

じゃがいも 逆さ植え

じゃがいもは通常、切口を下に向けて植え付けますが、切口を上にするほうが強いじゃがいもに育ちます

じゃがいもは表面から芽が生えるので、切口を下にしたほうが発芽しやすいのですが、あえて発芽しにくいように逆にします。

じゃがいもは芽を一旦下方向に伸ばしてから、地上に出すことになるので茎に多大なストレスをかけなければいけません。

しかしストレスのかかった茎は丈夫で太くなるんです。

また、じゃがいもは一見根っこについているように見えますが、実は地中の茎部分に実ります。

つまり太くて丈夫な茎を作ることは、大きいイモをたくさん作ることにもなるのです。

じゃがいもには芽かきという作業があるのですが、丈夫な芽を選定するのは難しいです。

でも逆さ植えで出てきた芽は丈夫なものばかりなので、間違って弱い芽を残してしまうというリスクが少なくなります。

芽かき

じゃがいもの収穫をするためには芽かきが必要です。

じゃがいもは地下茎が肥大したものなので、たくさんの茎があるとイモに行く栄養が分散して、1つ1つが小さくなってしまいます。

小さいといっても都合よく一口サイズになるわけではありません。

豆サイズのじゃがいもがたくさん実ってしまうこともあるんです。

通常、欲しいじゃがいものサイズによって残す芽の数を決めます。

1本残しで大きめのイモ

2本で普通サイズのイモ

3本でひとくちサイズのイモ

それ以上多くするとイモが小さくなりすぎてしまいます。

復数育てるなら、株によって残す芽の数を変えてみても面白いですよ!

芽かきのやり方

じゃがいも 芽かき

草丈が10㎝以上になったら芽かきをします

大きくて、硬くて、丈夫そうな芽を1〜3本残し、後は芽かきをします。

引っこ抜く芽は、種イモから引き剥がすようにねじりながら倒してゆっくり引き抜きます。

その時、種イモが動かないように地上部は抑えてください。

種イモから茎がポロッと外れた感覚があれば大成功です。

イモは茎から生えた地下茎の先につくので、大元の種イモから茎が外れなければ意味がありません。

そのためハサミで株元を切るだけでは意味が無いのです。

もし失敗して地中で茎が折れても掘りかえしてはいけません。

他の地下茎も痛めてしまう可能性があります。

茎が伸びてきたら再度芽かきに挑戦してください。

じゃがいもの土寄せと追肥

じゃがいもは土寄せと同時に追肥を与えます。

土寄せは普通、株が倒れないようにやるものですが、じゃがいもの土寄せは収穫量を増やすために行います。

またじゃがいもが地表に出てしまう緑化し有毒部質が出てしまうので土で隠す必要もあります。

最初に10㎝程度だった畝も最終的には30㎝ほどの高さにします。

1回目の土寄と追肥

1回目の土寄せは芽かきをした直後です。

化成肥料か油かすか米ぬかを1株あたり5g(ひとつまみ)ばら撒いて5㎝程度土寄せします。

2回目の土寄せと追肥

じゃがいも 土寄せ

2回目の土寄せは草丈が30㎝になり蕾がついた頃にやります。

追肥の量は一回目と同様、5gくらいにしてください。

いもの上に10㎝くらい土を被せましょう。

高さだけでなく畝の肩にも土を盛ってかまぼこ型を太くしていきます。

2回目の土寄せ以降はイモがどんどん増えて大きくなります。

イモの肥大を止めないためにも、随時土寄せしてください。

雨で土が流れてしまうこともあるので、天気が悪かった次の日などはイモが露出していないかチェックしておきましょう。

プランターの場合

プランター栽培の場合は土寄せはできないので新しく土を足します。

要領は地植えと同じで大丈夫です。

最初の土の量を少なめにしておけば問題無いはずです。

じゃがいもの摘花

じゃがいもの花は摘んでも摘まなくてもイモの収穫には影響がありません。

じゃがいもはナス科の植物なのでナスのような花が咲き、トマトのような実がなります。

しかし、実は食中毒を起こす可能性があるので食べられません

ムダな実をつけるくらいなら摘んでも良いでしょう。

株が多すぎて摘むのが面倒ならそのままでも問題ありません。

じゃがいもの収穫

収穫時期

じゃがいもは春植えなら6月秋植えなら12月頃に収穫期を迎えます。

葉と茎に含まれている栄養素が全部イモに流れたら収穫適期!

葉が黄色く枯れ切ったら収穫の合図です。

あと完全に地上部が枯れた後に収穫すると皮が厚くなり保存性も向上します。

収穫日は2~3日晴天が続いた晴れの日が良いでしょう。

ムダな水分が抜けているので、腐りにくく長期保存が可能です。

しかし6月は梅雨でなかなか晴れないかも知れません。

だからといって、いつまでも放おっておくと地中で腐ってしまいますので頃合いを見計らって収穫しましょう。

ちなみに早く収穫しても小さいだけで食べるのに問題はありません。

皮が薄い新じゃがとして楽しめますよ!

収穫方法

収穫方法は株の周りをスコップで掘り返します。

イモを傷つけないように様子を見ながら優しく掘りましょう。

地中に残さないように注意して探してくださいね。

マルチをしていた場合は地表付近にイモがなるので、スコップは必要ないかも知れません。

収穫直後は半日ほど天日干しして付着している土を乾かしましょう

天日で殺菌されるので長く保存出来るようになります。

ただ半日以上太陽に当てると緑化が始まるので注意してください。

じゃがいもの病気

連作障害

じゃがいもはナス科の植物なので、ナスやトマトを育てた土で育てると連作障害が出ます。

青枯病などの取り返しのつかない病気になりますので、ナス科を育てた畑では5,6年は育てないほうが良いでしょう。

そうか病

じゃがいもは皮にかさぶたのような物ができてしまうそうか病を発症しやすいです。

石灰を撒きすぎたアルカリ性の土壌で育てると発生します。

一度なると直すことはできませんが、皮をむけば食用にしても問題ありません。

モザイク病

葉に茶色や黄色のモザイク模様が出てしまうモザイク病も発症しやすいです。

原因はアブラムシによるウィルスの感染。

発症すると生長が遅くなりますが、イモは実り食べることも可能です。

残滓も感染のおそれがあるので畑の外で処分しましょう。

疫病

葉が黒くなって、カビが生えてしまう病気です。

肥料のやりすぎで軟弱な株が、過湿になると発症しやすくなります。

じゃがいもは湿気にも弱い植物ですので、特に生育後期は水やりを控え、風通しを良くしてあげましょう。

じゃがいもの害虫

ジャガイモには下記のような虫がつきます。

テントウムシダマシ
アブラムシ
ネキリムシ
ヨトウムシ

特にテントウムシダマシはじゃがいもの天敵です。

幼虫も成虫も葉を食害します。

6月のじゃがいもが終わる頃に近くのナス科の植物に移動してしまいます。

じゃがいもなら薬品を散布しても直接食べる所には付着しないので、じゃがいもについているうちに退治しておきましょう。

また、ネキリムシは根を切るだけでなく、イモ自体にも穴を開けるので見つけ次第補殺してください。

まとめ

じゃがいもは連作障害さえ気をつければ育てやすい野菜です。

またスーパーで売っているじゃがいもでも育てることができますが、種芋として販売されているものと違い、ウィルスの検査等に合格していません。

もしウィルスに感染したじゃがいもを畑で育ててしまうと、イモが成長しないばかりか土まで汚染されてしまいます。

土が汚染されてしまうと、数年間は何も作れなくなってしまうので気をつけて下さい。

 

 

 

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