「明日雨だな~、こりゃー止めた方がいいんじゃないか。」

明日一緒に日本庭園めぐりを計画しているツルさんが残念そうに私を見ている。

「ふふ~ん、大丈夫だよツルさん、絶対に明日は雨降らないから。」私は人間にはどうする事もできない自然の力を前に、絶対的な自信をもってそう答えた。ツルさんは「ハイハイ」と子供をあやす様な返事をして、明日の待ち合わせ場所と時間を確認して自宅へと帰って行った。

私は晴れ男である。私が計画して行く行楽は、かなり高い確率で雨が降らない。もし仮に降ったとしても車から降りると雨が上がり、予定していた行程で遊べるといった風だ。「見ていろよ、明日も絶対に雨は降らない。」私はまた心の中で呟いた。

今年の入荷はありませんでしたが当店の

見本鉢に咲いている「しのぶれど」です。

 

 

 

 

 

 

当日の朝は天気予報通り、強い雨が降っていた。私も雨の音で目が覚めた。「強いな・・・・」まだ眠たい目をこすりながらカーテン越しから外を見た。軽い準備をして出発する事にした。外へ出ると雨は少し弱くなっている様に感じた。私は傘を持たなかった。

電車を乗り継ぎもう一人の同行者、スタッフKと合流してツルさんとの待ち合わせ場所へ向かった。

その頃にはもちろん、雨はすっかり上がっていた。

ツルさんは私の顔を見るなり「上がりましたね雨。」と挨拶がわりに笑って言った。その流れのまま、浜離宮庭園を巡った。(浜離宮については前回述べているので省略)

浜離宮でこんな場面がありました。

2mはあるだろう灯篭が震災の影響で

崩れていました。

 

 

 

 

 

私達は隣の築地市場で昼食をとり(ちなみに刺身定食を選択しました。実に美味しいものでした。)、次の目的地「旧古川庭園」へと向かったのです。

空は晴れないまでもうす曇りにまで回復していた。駅を降りて左に進むと「六義園」、右へ進むと「旧古川庭園」である。私達は決めていた通り右へと進んだ。

入り口で入場料を払うとすぐに園内のシンボル、洋館が見えた。「お~!」っと我ら3人は声をそろえる。実に見事だ。

こちらの画像は正面です。入場した時に見えるのは、

側面になります。

 

 

 

 

 

 

まだバラも少し咲いていて洋館を引き立てている。私達はあちらこちらで写真を収めながら園内を好き勝手に散策していました。

洋館の前にはバラの洋式庭園が広がります。

 

 

 

 

 

 

 

ここからが驚きで洋式庭園の後ろに見える森に入ると、一変に風景が変わるのです。洋から和の境界線の森なのです。洋館から見ると全く和風庭園は見えません。見事ですね。

巨大灯篭がいくつも佇む

東京の真中ではあるが、外の雑音は聞こえない。

静かで空気が澄んでいる。

東京・・・?

 

 

 

 

3人はゆっくりと園内の奥へと進んで行った。スタッフKは前回にも述べたように、庭園マニアで色々と良く知っている。ツルさんと私はKの説明を「ほうほう」と聞きながら、庭園のあちらこちらに目を取られている。

池では沢山の亀が日光浴をしている。

亀マニアの私は2人に説明を始めた。

2人はあまり興味がなさそうだった・・・

そしてこの後に予定されている、六義園で

亀地獄を目の当たりにするとは、まだ誰も

予想していない。

 

 

約1時間少々の見物を終えて「旧古川庭園」を後にする。

苔生した様が風情をあおる。

 

 

 

 

 

 

 

園を出て駅の方に歩き出してすぐ「アイスが食べたいっ」と言う私のわがままに、快く2人は付き合ってくれた。「次の六義園で最後だね、時間的に」ツルさんが少し寂しそうに呟いた。

次回は「六義園」編をお送りいたします。

ブラックドッグ・セレナーデ

 



  1. It‘s quite in here! Why not leave a response?